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【転職体験談】訪問看護未経験でも大丈夫?

 
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群馬県嬬恋村にある訪問看護ステーションのぞみです。2015年7月に開業しました。訪問対象地域は嬬恋村・長野原町・草津町です。雄大な浅間山がある自然豊かなこの地域で「自分らしく生きたい」と願うご利用者の療養生活やそれを支えるご家族の支援を主治医の指示のもとで行っています。
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こんにちは。群馬県嬬恋村にある訪問看護ステーションのぞみです。(@houkan_nozomi)

さて訪問看護募集にあたり、時々このような質問を受けることがあります。

訪問看護に興味はあるのですが、今まで経験したことがなく、自分ができるかどうか分かりません。

のぞみの訪問看護についてもっと詳しく教えてくれませんか?

看護師さん

看護師が活躍する分野は多く、その中でも訪問看護を経験した看護師は比較的少ないかもしれません。

訪問看護を経験したことがないと、どんな様子なのか分かりづらい部分もあると思います。

そこで今回は以前のぞみで勤務をしていた看護師の訪問看護未経験からの転職体験談を紹介したいと思います!

管理者前田

【看護師Yさん】プロフィール

みなさん、こんにちは!看護師のYです。

私が訪問看護のぞみに就職したのは2015年で、開業当時から3年ほど訪問看護師としてお世話になりました。

まずは簡単な経歴をご紹介します。

 

【経歴】なぜ訪問看護に転職?

私は大学卒業後に看護師・保健師・助産師免許を取得し、新卒で都内の大学病院に就職してから、精神科病院や不妊症クリニックでの勤務などを経て約15年ほどのキャリアがありました。

私自身、同じ病院に長期間勤めるタイプではなく、興味のある色々な分野(産科・精神科・不妊治療・大学保健室勤務など)を経験してきたと思います。

色々な分野での勤務経験があるからこそ、様々な看護技術を学ぶこともできましたし、乳幼児から老年期まで色々なライフステージにある患者さんとの出会いから多くを学びました。

そして30代半ばになり、

  • これからどんな分野でキャリアを積むべきか

と考えていたときに、縁があって訪問看護のぞみへ転職することになったわけです。

もちろん訪問看護分野での経験はなく、あるとすれば大学の実習で訪問看護の現場に多少触れた程度でした。

なので、転職するのに正直かなり迷いました。

  • 訪問看護師として勤められるだろうか?
  • 訪問先で色々なことに一人で対応できるだろうか?
  • 自分に訪問看護の適正はあるのだろうか?

など色々な不安を抱いていたのを覚えています。

しかし、学生時代におこなった訪問看護実習のことはよく覚えていて、自宅で療養されているご利用者やご家族がとても穏やかに過ごされていて、訪問看護師や医療者と自然な良い関係を築いていたのが印象としてずっと心に残っていたんです。

それまでは学生として参加する病院実習などで多忙な臨床現場を見ていたので「看護の仕事は大変!」というイメージを強く持っていました。

でも、訪問看護実習で感じた感覚の違いに、

  • 本来の看護って実は訪問看護のような形でより実践できるものなのかもしれない。

と、学生ながら感銘を受けていました。

そこで、もし実習の時に感じた感覚が本当なら、この機会に訪問看護にキャリアチェンジして自分で実践してみたいと思ったわけです。

また前田さんが開業当初から掲げていた「精神科訪問看護の充実」という点にも共感し、私の精神科病院での勤務経験が役立つと思ったのも大きかったですね。

 

【訪問看護】はじめはどうだった?【正直な感想】

はじめての訪問看護ではご利用者やご家族にどのように接すればいいのか分からず、結構戸惑いました。

今まで病院やクリニックでは数多くの患者さんと関わってきましたが、ご自宅に伺って看護ケアを行うことは初めてだったので、その環境の劇的な変化に驚きました。

しかし、幸い開業当初で訪問件数も比較的少なく、管理者の前田さんに同行しながら時間をかけてゆっくりと現場に慣れていきました。

病院では主に患者さんのベッドサイドに訪れて必要なケアを行うのが当然のことだったので、

  • ご自宅のどこでご利用者のお話を聞けばいい?
  • どのタイミングでバイタルサインを測定する?
  • 看護ケアを実践するときに物品はどの程度揃えていけばいい?

など、仕事の基本的な概念を書き換えていく作業が大変だったと思います。

その中でも恵まれていたのは、管理者の前田さんが訪問看護に長く従事しており、訪問看護の基礎や応用を直接丁寧に教えてもらったことは非常にありがたかったと思います。

とくに、

  • ご利用者やご家族との関係性の築き方
  • ご利用者に負担をかけずに看護ケアを行うための実践的な技術
  • 主治医やケアマネ、ヘルパー、行政機関との連携方法
  • 精神科訪問看護やターミナルケアの実践

などを一番身近なところから観察して学ぶことができました。

普段の前田さんは朗らかで明るく、プライベートでは時におっちょこちょいな面もある(すみません!)とてもユニークな方ですが、いざ訪問看護になるとその長年のキャリアから培ってきたものが滲み出てきます。

ご利用者やご家族中心の看護ケアを常に意識し、在宅での療養生活を支える他職種と絶妙なタイミングで連携をし、課題に対してなるべく迅速に対応する様は、プロの訪問看護師そのものでした。

言葉のかけ方、接し方、ご家族への対応など訪問看護未経験者にはなかなかできない高い技術を自然に実践されていて、この違いに関してはご利用者やご家族が一番理解されていたのではないかと思います。

訪問看護では一人の看護師として技術や力が試される場面もより多く、自分の仕事や看護観を新たに見直す良い機会にもなると強く感じたのを覚えています。

 

【訪問看護】病院看護との違い

ここからは、私が個人的に感じた訪問看護と病院看護との違いを

  • 看護を提供する場所
  • ご家族との関係性
  • 看護師に求められるマネジメント能力

に分けて取り上げたいと思います。

看護を提供する場所の違い

上述しましたが、訪問看護と病院看護の大きな違いは看護を提供する場所です。

訪問看護ではご利用者のご自宅がメインになり、プライベートな空間にお邪魔することになります。

人によっては他者に見られたくない所や入られたくない所もありますから訪問して急に勝手なことはできません。

訪問看護ではご利用者やご家族の様子を伺いながら、環境調整などどこまで介入や改善できるのかなどを観察し、ケアマネジャーと共にプランを立てる必要があります。

医療サービス提供者としてご自宅にお邪魔しつつ、住居環境を観察・調整する点などが看護師としての新たな視点でした。

こう言っては当たり前のことですが、今まで病院看護だけを経験してきたので、看護ケアを提供する場所が変わるだけで看護の視点がこれほど変わるのかと驚きました。

しかしご自宅に伺うからこそ得られる利点は多く、病院では伺いしれなかったご利用者の生活そのものが訪問看護ではダイレクトに知ることができます。

  • 1日の過ごし方
  • 食事や買い物内容
  • ベッド、トイレや風呂の配置
  • 家族やご近所との普段の関係性
  • 内服薬の管理方法

挙げればキリがないですが、生活の些細なことでも訪問を繰り返すことでより明確になり、課題を見つけ対処することができます。

これは病院看護ではなかなかできない部分かもしれません。

生活環境や普段の生活行動や癖、こだわりなどをすべてひっくるめて観察、状況把握をした上で、ご利用者やご家族の健康問題や課題をどう解決に導くのかを考えられるのが訪問看護の一つの大きな特徴なのだと思いました。

 

ご家族との関係性が把握しやすい

訪問看護では住環境だけでなく、ご自宅での家族関係もよりはっきりと見えてきます。

もちろん全てを正確に知ることはできませんが、

  • ご利用者とご家族との関係性
  • ご家族の介護力や生活風景

など見極め、本人や家族が困っていることはないかなど把握するのも訪問看護を行う上で重要なポイントになります。

ご利用者の生活圏で行う訪問看護だからこそ、家族間の関係性を把握しやすいのも病院看護にはない特徴なのかなと思います。

本人の健康行動を改善に導くためには、ご家族や知人の協力が欠かせないことも多く、その協力を得るためにも

  • ご家族の体調や生活リズム
  • ご家族の協力体制
  • 家族への必要な支援

などを知り、適切なタイミングで協力をお願いする計画が立てられるのも訪問看護に求められる技術だと感じました。

 

求められるマネジメント能力

マネジメント能力というと大袈裟かもしれませんが、訪問看護ではこのマネジメント能力もより求められていると思います。

担当するご利用者宅へ単独で訪問することが多く、それぞれ訪問時間も決まっているので、決められた時間内に必要な看護ケアを施行しなければなりません。

また嬬恋村での訪問看護では移動時間も比較的長いため、それも含めて1日のスケジュールを自分で管理する必要があります。

訪問時に何か異なることが起きなければ、スムーズに訪問を続けることができますが、なかには体調や症状の変化、ご家族からの相談など予想外のことも頻繁に起こります。

そのような状況を踏まえながら、当日すべき看護ケアをしつつご利用者やご家族の様子を伺い、自分の頭で優先順位を考えながら看護ケアを実践する力が求められます。

これはかなり高度な看護実践力を求められていると思います。

病院だと看護師や医師が常に近くにおりすぐに相談できる体制がありますが、訪問看護では基本的に一人で行動するので、まずは自分で状況判断し次の行動を決めるということが必要になるわけです。

この点が看護師が転職時に訪問看護に高いハードルを感じてしまうところかもしれません。

しかし、訪問看護のぞみにはほか看護師や主治医とすぐに連絡が取れる体制があること、ヘルパーや看護師とペアで訪問する機会も多いなどの特徴があるため、訪問先で判断に迷うことがあってもすぐに連絡をし対処することが可能です。

 

精神科訪問看護の実際は?

訪問看護のぞみの特徴でもある精神科訪問看護については、精神科勤務経験があったので比較的スムーズに訪問を始めることができたと思います。

ただし私が勤務していたのは精神科急性期病棟だったので、ご自宅で療養されている慢性期にあるご利用者にじっくりと関わるのは初めてでした。

他の疾患と同じく精神科疾患の症状の程度や経過も人それぞれであることは当然のことですが、精神科疾患を持つご利用者の訪問看護では月や年単位の時間が必要な方がほとんどです。

急性期との違い(病状がゆっくり改善していくことなど)を本当の意味で理解できず、訪問看護では症状がなかなか改善されていかないことに私自身が焦りを感じたりしたこともありました。

しかし、月・年単位で徐々にその方のペースで症状が改善されていく様子を間近で拝見し、精神科訪問看護では本当に長期的な視点で関わらせていただく必要があると学びました。

実際のご利用者の中には、訪問看護のぞみを利用され始めた当初は自宅で過ごすことが大半で、外出は通院時のみだった方が年単位で驚くほどに症状が軽減し、今では日中仕事や作業所に出かけ生活が見違えるように変わったという方もいます。

長い年月をかけて見られるご利用者の人生の経過を、訪問看護師という立場で関わることができるのは病院看護ではなかなか経験できない精神科訪問看護の醍醐味なのではと思いました。

 

訪問看護で印象に残ることは?

エンドオブライフケア、いわゆる在宅でのターミナルケア・終末期ケアに関わったときがとくに印象に残っています。

人生の最期を迎える方への看護ケアに関わるのは、実は私の看護師キャリアでも初めてのことでした。

とくに精神的な面でご利用者やご家族にどのように寄り添えばいいのか分からず、主治医である訪問診療医や管理者の前田さんの実践を見ながら学んでいきました。

ご自宅で人生の最期を迎えるご利用者にとって、そして支えるご家族にとってどのような医療や看護がベストなのか正解はありません。

しかし正解がないからこそケアを提供する側が工夫し、ご利用者やご家族がのぞむケアをオーダーメイドで作り上げていくことができます。

ここでもすごいなと思ったのが、訪問看護のぞみの理念である「ご利用者やご家族ののぞみに寄り添う」看護の実践に前田さんは終始一貫して向き合い、山間地域にある小規模事業所が提供できる最大限の看護医療サービスを提供しようと努力されていることです。

もちろんこれは訪問看護のぞみの力だけでなく、ほか医療機関、ケアマネ・ヘルパー事業所、行政などあらゆる関連機関との連携が嬬恋村周辺地域にあるからこそできることです。

その点では嬬恋村・周辺地域でのサポートは手厚く、これだけ臨機応変に対応できる体制があるのはとても恵まれた環境なのではと思いました。

 

訪問看護を経験して良かった?

  • 訪問看護を経験してよかった?
  • 訪問看護のぞみに転職してよかった?

と聞かれたら、答えはYesです。

今は臨床を退いていますが、看護師として訪問看護を経験できたことは本当に良い経験になりました。

看護師として医療サービスを提供する側でありながら、ご利用者やご家族から人生の先輩として様々な教訓を教わることも多く、訪問看護を経験した数年の間に人間としても成長することができました。

ご利用者の本来の生活やご家族との関係性をみながら、本来あるべき看護を実践できる機会を得られたのも大きく、ご自宅での療養生活を本当の意味で支える地域医療の一端を担えたのではないかと思います。

精神科訪問看護でも、長い年月をかけて症状が改善しより自立された生活を送られていく様子を間近でみることができ、ご家族も喜ぶ様子を伺っていると、この地域で訪問看護に携わって良かったと心から思いました。

訪問看護で得たものは看護観や人生観を変えるものにもなり、私自身の今後の人生を考える大きなきっかけにもなりました。

 

訪問看護からのキャリアは?

  • 病院勤務から離れるのが不安
  • 訪問看護は次のキャリアにつながる?

そう思う看護師も多いかと思います。

訪問看護を経験してから病院に転職することも可能ですし、訪問看護をキャリアの軸として積み上げていくことももちろんできます。

訪問看護が合う人・合わない人はいるかとは思いますが、こればかりは実際に訪問看護に取り組んでみないと適正は分かりません。

だとしても、訪問看護に少しでも興味があり、病院看護とは違った環境にチャレンジしたいという方はぜひ一度トライしてほしいと思います。

訪問看護師としての経験を積み、続けたければ続ければ良いし、進学希望があれば訪問看護で見つけた研究課題を持って大学や大学院などに進学することもできます。

病院勤務に戻りたいとなればいつでも戻れますし、その際には訪問看護で得た経験が必ず病棟看護に役立つはずです。

さらに訪問看護を経験する最も大きな魅力として訪問看護ステーションの起業にもつながることも挙げられます。

次にどんなキャリアを歩むにしても訪問看護の経験は決して無駄にはなりません。むしろプラスになることが多いはずです。

ただ訪問看護ならどこでも良いというのでもなく、なるべく良い職場環境で訪問看護師として活躍することも大切です。

訪問看護師として良い経験ができる訪問看護ステーションを見分けるポイントとして、

  • 訪問看護ステーションの理念に共感できるか
  • 良い経営者、管理者、スタッフがいるか
  • 自分の生活スタイルに合った働き方ができるか

などが挙げられると思います。

自分の理想に合う職場環境を見つけるのは難しいかもしれませんが、その際には「自分や家族が訪問看護を受けるとき、この訪問看護ステーションのサービスを受けたいと思うか?」など利用者の立場になって考えてみると答えは見えてくると思います。

 

訪問看護に転職を考えている方へ

看護師として活躍できる分野は本当に多種多様で、その中でも個々にとって得意・不得意分野があるのも確かです。

病棟看護が合う看護師、訪問看護が合う看護師など本当にさまざまです。

看護師のキャリア形成で大切なのは自分の興味のある分野で無理なく働くことだと思いますが、もしその興味ある分野に訪問看護が入っているのなら、一度経験してみるのも十分ありだと思います。

いずれ病院看護に戻りたい、看護教育に携わりたいなど将来に別の目標があっても、看護師一人一人の素質や能力がある程度試される訪問看護を経験することが、その後のキャリアに必ずプラスにつながるはずです。

また大病院のような多忙な職場ではなく、なるべく自分のペースで仕事に着実に取り組みたいというマイペース型の看護師にも訪問看護は向いていると思います。

看護師に限らず転職ではどの分野・職場でも一度働いてみなければ適正は分かりません。

なのでもし訪問看護への転職を考えている方がいたら、ぜひ勇気を持って一歩踏み出していただければと思います。

その中でも訪問看護のぞみに興味を持っていただけたらなお嬉しいですが、

  • 訪問看護師としてやりがいを持っていきいきと働きたい
  • アウトドアなどの趣味やプライベートの生活も充実させたい
  • 地方移住を経験してみたい

などお考えの方がいたら、ぜひ下記にお問合せください。

訪問看護ステーションのぞみ

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【訪問看護対象地域】
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電話FAX 0279−82−5388
月曜日〜土曜日 
8時30分〜17時30分

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群馬県嬬恋村にある訪問看護ステーションのぞみです。2015年7月に開業しました。訪問対象地域は嬬恋村・長野原町・草津町です。雄大な浅間山がある自然豊かなこの地域で「自分らしく生きたい」と願うご利用者の療養生活やそれを支えるご家族の支援を主治医の指示のもとで行っています。
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