【全国1位】夏秋キャベツ生産地!嬬恋村ってどんなところ?
こんにちは。訪問看護ステーションのぞみです。(@houkan_nozomi)
突然ですが皆さんは「嬬恋村」のこと、どのくらいご存知でしょうか?
「嬬恋のキャベツ」は全国的には有名ですが「嬬恋村に実際に行ったことがないから、いまいちよく分からない…」という方も多いと思います。
じつは、嬬恋村はキャベツ生産だけでなく、高原野菜生産や温泉・スキー場・ジオパークなどの観光スポット・見どころが満載の村でもあるんです!
しかも嬬恋村は、温泉地として全国的にも有名な「草津温泉」や避暑地「軽井沢」にも車で気軽に行ける好立地にあるため、最近は県外・村外から移住してくる人が増えています。
今回はそんな魅力あふれる嬬恋村についてご紹介します!
【嬬恋村とは】知りたい基本情報
「嬬恋村はそもそもどこにあるの?」という質問もよく受けますが、嬬恋村は群馬県の北西部、長野県の県境に位置しています。
群馬県の中心地である高崎市や前橋市からは結構遠いところにあります。
地図でいうと、ここです!🔽
周りの市町村には群馬県草津町・長野原町・長野県軽井沢町などがあります。
ちなみに訪問看護ステーションのぞみの訪問対象地域は嬬恋村・草津町・長野原町となり、それ以外の地域(東吾妻町や中之条町など)の訪問に関しては要相談となっております。
話は戻り、嬬恋村は群馬県の中心地や都会から距離があるからこそ多くの自然が残されており、空気も澄み、水も美味しいなど素晴らしい環境がそろっています。
さらに嬬恋村は浅間山、四阿山(あずまやま)、白根山のような2,000m級の山々に囲まれており、1年をつうじて豊かな四季を味わうことができます。
嬬恋村の人口は9,563人【11地区】
嬬恋村の人口は2021年6月末時点で9,563人(世帯数4,134世帯)です。
村の面積は337.58km2 と広大な土地に11地区のコミュニティがあり、夏には地区ごとにお祭りなどが開かれています。
嬬恋村人口の推移や最新情報などを知りたい場合には、インターネットで見られる「広報つまごい」などを参考にすると今の嬬恋村の状況がよくわかると思います。
嬬恋村もほかの地方自治体と同じく人口減少や少子高齢化が懸念されていますが、別荘地区がある村内集落のなかには県外や村外からの移住人口が増えてきている地域もあります。
最近では嬬恋の名前の由来から「愛妻家の聖地」としても知られ、嬬恋村の魅力がさらに広く伝わり、移住者が増えてくると地域の活性化にもつながると期待しています。
YouTubeチャンネル「tsumagoivillage」では、嬬恋村の魅力が伝わる動画がいくつも掲載されているのでぜひ観ていただければと思います!
【嬬恋高原キャベツ】嬬恋村は出荷量日本No.1
いわずとしれた嬬恋村の名産「嬬恋高原キャベツ」。
標高800m〜1,400mの高冷地で育てられたこの高原野菜は、夏〜秋にかけての出荷時期になるとなんと全国のキャベツ総出荷量の半分を占めるというので驚きですね!
朝採れたての嬬恋高原キャベツのあまさは、ほかではなかなか味わえないかもしれません。
嬬恋高原キャベツがとくに美味しい理由として、嬬恋村の気候がキャベツ生産に合っていることなどが挙げられています。
嬬恋村は夏に降る雨量が多く、昼と夜との温度差が大きいことから、とくにおいしいキャベツができるそうです。
もちろん嬬恋村はキャベツのほかにもじゃがいも・インゲン・とうもろこしなどさまざまな名産がそろっています。
嬬恋村移住者として「移住して良かった!」と心から思える瞬間の一つに、夏に美味しい高原野菜を味わえたときと言う人は少なくありません。
【観光資源が豊富】温泉・スキー場など見どころ満載!
もちろん、特産品キャベツだけが嬬恋村の魅力ではありません。
嬬恋村には他にも紹介したい魅力や観光資源がたくさんあります。
良質な温泉がたくさんある!
全国的に有名な温泉地といえばお隣草津町の草津温泉を思い浮かべる方が多いですが、実は嬬恋村にも良質な温泉がたくさんあります!
嬬恋村の温泉でよく知られているのは万座温泉や鹿沢温泉ですが、ほかにも村内には隠れた秘湯があるのでお気に入りの温泉を見つけるのも楽しいですよ!
【家族で楽しむ】スキー場やキャンプ場もある
冬のシーズンになると村内のスキー場も人気です!
どのゲレンデも雪質が良く、浅間山など広大な景色を眺めながら気持ちよくスキーを楽しめることと思います。
さらにキャンプ場では無印良品の「カンパーニャ嬬恋キャンプ場」などもあり、家族連れや友人同士などで楽しむことができます。
【毎年夏開催】嬬恋高原キャベツマラソンも人気!
毎年夏になると、嬬恋村では「嬬恋高原キャベツマラソン大会」が開かれています。
バラギ高原パノラマライン北ルート(高原コース)を走るマラソン大会は総エントリー数は先着順で3500件、とても人気のある大会になっています!
ただ、今年2021年7月開催予定だった大会は新型コロナウィルス感染症の影響で中止になってしまいましたが、来年以降の開催をぜひ期待したいと思います。
>>【公式】第12回嬬恋高原キャベツマラソン プロモーションビデオ
嬬恋高原キャベツマラソン開催中には、訪問看護ステーションのぞみのスタッフも救護班として参加することもあります。
ちなみに訪問看護のぞみのスタッフは、夏になるとほぼ毎日広大なキャベツ畑を車で横ぎりながら、ご利用者それぞれのお宅へとうかがっています。
【お花見】桜やシャクナゲ、四季折々の花も美しい
嬬恋村の夏はキャンプ、冬はスキーと楽しめますが嬬恋村の春の楽しみかたもご紹介します。
春といえばお花見ですが、吾妻川沿いにある「三原の桜並木」がおすすめです!
夜にはライトアップされて隠れた桜の名所となっています。
三原地区にある桜並木だけでなく、嬬恋村をドライブするといたるところで桜の名所をみることができるのも嬉しいところです!
東京など都会で桜を見そびれた人も、4月下旬頃に満開となる嬬恋村の桜を楽しむことができるはずです。(その年の気温など気象条件により開花時期は変動します)
桜以外にもシャクナゲやレンゲツツジなど、高冷地でみられる色鮮やかな花を満喫できるのも嬬恋村の花の特徴です。
またガーデニングが趣味という方へ向けて、嬬恋村でのガーデニングの素晴らしさを120%お伝えしたいと思います。
嬬恋村の夏は短いものの、5月〜7月にかけての盛夏でも涼しい気候のなかで庭仕事にいそしむことができ、しかもめずらしい高山・高原植物が咲きほこる庭づくりを満喫することができます。
さらに嬬恋村には素敵なガーデナーさんもたくさんいるので、それぞれ工夫を凝らした愛情あふれる庭をみてお互い楽しめるのも嬬恋村ガーデニングの最大の魅力になっています!
【百名山】浅間山の麓で暮らす
浅間山の存在は、嬬恋村住民の生活にとても深く根ざしています。
浅間山は嬬恋村と長野県の軽井沢町・御代田町の境にあり、標高2,568mの世界有数の活火山です。
日本百名山の一つとして知られており、浅間山周辺の地域は「上信越高原国立公園」にも指定されています。
嬬恋村からみる浅間山は本当に美しく、なだらかな山の曲線が特徴的です。
長年嬬恋村に住んでいる方は、浅間山にかかる雲の様子や雪の積もり方で天候を予測できるという話からも、昔から浅間山が地域の人々の生活にどれだけ根ざしていたかがわかると思います。
【2016年】浅間北麓ジオパークに認定される
嬬恋村や長野原町周辺地域は2016年に「浅間山北麓ジオパーク」として指定されました。
「ジオパーク」の意味は以下の解説がわかりやすいです。
ジオパークとは、「地球・大地(ジオ:Geo)」と「公園(パーク:Park)」とを組み合わせた言葉で、「大地の公園」を意味し、地球(ジオ)を学び、丸ごと楽しむことができる場所をいいます。(引用:日本ジオパークネットワークより)
日本では2021年4月の段階で43地域がジオパークに認定されています。
浅間北麓ジオパークは嬬恋村と長野原町にまたがる280km2の地域が範囲となっており、山頂エリア・鬼押し出しエリアなど6つのエリアに分かれています。
浅間山の火山の大地に住む人々の歴史や火山災害の記録を伝える活動なども評価され、浅間山ふもとにある「鬼押出し園」などでは浅間山の溶岩を間近でみることで1783年の天明の大噴火の痕跡を体感できるはずです!
【地域おこし協力隊】嬬恋村での活躍に期待!
今や全国に展開する「地域おこし協力隊」の隊員も嬬恋村で大活躍中です。
「嬬恋村地域おこし協力隊」隊員の方々は嬬恋村観光協会・移住集落支援室・浅間山ジオパーク推進協議会・役場などに属してそれぞれ活躍されており、地域コミュニティ活性化のためにも今後の活動がますます期待されています!
【嬬恋村移住】別荘地域の移住者は増えている
嬬恋村の人口減少が懸念されるなか、村内の別荘地域への移住者が増えてきていることが最近注目されています。
村でも積極的に移住者支援を行っており、各地で開かれる「嬬恋村移住相談会」や移住フェアでも嬬恋村への移住相談が実施されています。
役場にも移住希望者の相談窓口として「嬬恋村移住・集落支援室」もあり、移住に興味がある・検討している方などはぜひ利用されることをおすすめします。
移住や定住を希望する方向けのサイト「恋する暮らし TSUMAGOI STYLE」 には移住に関する情報が豊富に掲載されているので、こちらも参考にしてください!
移住は良い部分のみがフォーカスされることも多いですが、実際には住んでみないと分からないことも多く、なかには「こんなはずではなかった…」と思う人もいるかもしれません。
嬬恋村への移住も同じく、良い点とそうではない点を含めて慎重に決めることが大切です。
嬬恋村への移住で注意すべき点は冬の期間が比較的長く降雪量の多さや厳しい寒さがあることなどが挙げられます。
今は暖冬の影響で降雪量も少なくなっていますが、本格的な移住前に「お試し移住」などで嬬恋村の冬の寒さや厳しさを経験しておくことをおすすめします。
一方で、嬬恋村移住者のなかには「嬬恋村の冬は厳しいけれど、冬の景色が四季のうちで最もきれいで感動する!」という人もいるので、まずはご自身の体感として嬬恋村の四季を感じていただければと思います。
【医療や介護】嬬恋村で安心して受けられる?
「嬬恋村のように自然ゆたかな環境で老後を悠々自適に暮らしたい」と思う多くの方が気にされるのが医療や看護・介護のことではないでしょうか。
山間部に位置する嬬恋村でも、医療や在宅看護・介護をしっかりと受けることができ、そのようなサービスを提供する医療機関や事業所もあります。
嬬恋村には以下のような医療機関や居宅介護支援事業所などがあります。
- 嬬恋村国民健康保険診療所(内科・外科・小児科)
- 桜井クリニック(内科・胃腸科・小児科・外科・リハビリテーション科)
- 大島歯科医院
- 安斉歯科医院
- びさいじデンタルクリニック
さらに、嬬恋村周辺地域にも多くの病院や診療所などがあり、嬬恋村住民の方々も通院されています。
- 西吾妻福祉病院 (長野原町)
- 長野原町へき地診療所(長野原町)
- 原町赤十字病院 (東吾妻町)
- 軽井沢病院 (長野県軽井沢町)
- 佐久医療センター (長野県佐久市)
今回ご紹介した医療機関や事業所は一部の医療機関となっており、県内の医療機関などを検索するときには「ぐんま統合型医療システム」などを使って調べることをおすすめします。
訪問看護ステーションのぞみもご紹介した病院・診療所・居宅介護支援事業所などと連携して医師の指示のもとご利用者の在宅療養を支援しています。
おわりに
今回は嬬恋村の魅力などをご紹介しました!
この記事だけでは語りつくせないほどたくさんの魅力がある嬬恋村ですが、そんな嬬恋村の自然に恵まれた環境のなかに訪問看護ステーションのぞみもあります。
嬬恋村は農業や観光地としての魅力はもちろん大きいですが、一方で山間部の医療や訪問看護・介護の課題、過疎化や就労の課題、移住した際には気候条件の厳しい冬にどう対処するかなど実際に住むと見る視点も変わります。
しかし、それでもなお嬬恋村に移住して良かったと心から思える魅力があり、わたし自身移住者としての立場から訪問看護というかたちで村の医療や在宅看護・介護の一端をになえることを嬉しく思っています。
訪問看護ステーションのぞみでは、おもに嬬恋村・長野原町・草津町にある自宅や施設で療養されている方を対象に24時間365日対応で訪問看護を提供しております。
訪問看護や介護についてご質問などありましたら、お気軽にお問い合わせください。
訪問看護ステーションのぞみ
※写真はすべてイメージです。