「訪問看護師」はどんなことをしてくれるの?Part.2
訪問看護師が家にきてくれるっていうけど、実際にはどんなことをしてくれるのかしら?
ご利用者
こんにちは。
訪問看護ステーションのぞみです。(@houkan_nozomi)
今回の記事では、前回の記事「訪問看護師はどんなことをしてくれるの?〜Part.1〜」に続いて、訪問看護師が自宅でどのような看護をしてくれるのか、具体的にご紹介します。
訪問看護サービスは大きく分けると、この10項目!
- 健康状態のチェックと日常生活の看護や支援
- 医療的ケア
- 病状悪化の防止(予防的看護)
- 入院(入所)・退院(退所)時の支援
- 認知症の方への看護
- 精神疾患を持つ方への看護
- エンドオブライフケア(終末期看護)
- リハビリテーション看護
- 重症心身障がい児者・医療的ケア児の看護
- 社会資源の活用支援や他の在宅サービスの紹介
6. 精神疾患を持つ方への看護
●精神症状に対する看護や心理的支援
●睡眠・食事などの生活リズムの調整
●コミュニケーションの支援
●日常生活の自立支援
●服薬の管理
●デイケアや外来通院等医療の継続的な支援
●就労など社会生活復帰への支援
精神疾患とは、統合失調症やうつ病、不安障害などの疾患のことです。
訪問看護では、精神疾患をもつご利用者が療養生活を送るご自宅や施設にうかがい、こころのケアや日常生活の支援、アドバイスなどを行います。
日常生活において、日中の活動と睡眠のバランスが取れているのかどうかや薬をきちんと内服できているか、副作用がないかなどの観察と分析を行います。
必要時には、ご利用者の想いや病状を本人に代わって、主治医やソーシャルワーカーに伝え、治療や内服薬の調整などの相談を行うこともあります。
7. エンドオブライフ・ケア(終末期ケア)
●身体的・精神的な痛みを和らげるケア
8. リハビリテーション看護
9. 重症心身障がい児者・医療的ケア児の看護
10. 社会資源の活用紹介や他の在宅サービスの紹介
●民間や関連機関の在宅ケアサービスの紹介
●ボランティアサービスの紹介
●各種サービス提供機関との連絡・調整
●住宅改修、福祉用具導入等の相談助言
●公費負担医療制度、医療費助成制度等の活用支援
ご利用者が地域で安心して生活をするためには、訪問診療や訪問看護・介護などの支援だけでなく、市町村・行政・色々な事業者の連携もとても大切になります。
実際に、訪問看護もご利用者がより安心・安全に地域で生活ができるように、地域包括支援センターや居宅介護支援事業所、市区町村の担当者と連携をして、必要な医療・福祉制度の紹介や導入を行っています。
24時間365日、ご利用者の生活を支える看護サービス
「訪問看護」と一言でいっても、訪問看護師がご利用者やご家族のために行う支援は様々です。
訪問看護師は、子どもから高齢者まで幅広い年齢のご利用者への身体的・精神的な看護だけではなく、入退院の相談や必要な在宅ケアサービスの紹介、医師やケアマネージャー、行政などの関連職種との連携など幅広い支援を行う「在宅医療を担う専門職」の一つともいえるでしょう。
ご利用者本人やご家族の意思も尊重しながら、ライフスタイルや病気や障がいの状況を判断して、どんな支援がもっとも適切かを考えて、どう支援できるのかが訪問看護ステーションや訪問看護師の力量にもかかってくるといえます。
訪問看護ステーションのぞみの特徴は?
訪問看護ステーションのぞみも、今回詳しく紹介したような基本的な訪問看護を行います。
さらに、以下の分野での訪問看護が訪問看護ステーションのぞみの特徴となります。
- 認知症やうつ病・統合失調症など精神科疾患を持つ方への看護
- エンドオブライフ・ケア
- 小児看護
- 短期間に別荘療養される方への看護
- 保険適用外(自費)での看護
その他、ご利用者それぞれの病気や障害、生活状況や介護状況に合わせて、他の事業所や医療機関と連携をしながら支援を行っています。
訪問看護についてご質問などありましたら、こちらよりお問い合わせください。
訪問看護ステーションのぞみ
参考文献
[*1]公益財団法人日本訪問看護財団(※すべての画像はイメージです)